2012年2月27日月曜日

論文完成


お久しぶりです
平野です。

ついに論文が完成いたしました。
アウトラインが完成してから、はや一か月。本当に長い闘いでした。

その間、私たちは何度も何度も文章を練りに練っていました。
いかに読んでもらいやすい文章にするか。そのためには、読み手のことを常に考え続かなければなりません。

具体的には
・難しい理論をいかに分かりやすくするか。
・このパラグラフで言いたいことは何か
・パラグラフとパラグラフにはつながりがあるか。

細かいところになると
・接続詞の使い方
・同じような文章が続いて冗長になっていないか
・情報を出す順番

他にもたくさんあるのですが、このような点に関して注意しながら文章を修正していくと、自分たちの文章がいかに分かりにくく独りよがりな文章であったかが分かります。

また、注意していても自分たちでは気づかないこともありました。
難しい理論をいかに分かりやすくするかです。自分たちは何度も理論にかんする文献を読み込んで行ってしまっているため「この部分は、このぐらいの情報量で伝わるだろう」のような勝手な思い込みが先行していました。そのため、伝えなければならない大切な情報が抜けていたり、分かりにくい表現になっていたりすることが、多く見られました。文章をゼミのメンバーや院生の方々にみてもらう度に、自分達が見落としていた箇所に気付かされ、文章を書く難しさを日々痛感していました。

しかしながら、今日でそれも終わりです。
ついに論文としてOKサインを頂けました。9か月間の集大成として、ついに形となった瞬間です。ひとつのものをこんなに練って考えて議論して作り上げたことがなかった私たちにとって、OKサインを頂いたときは、何とも言えない喜びを感じました。

今まで、チームのメンバーと何度も激しい議論をして、ときには徹夜をして、泊まり込みで考え抜いたりと苦しい時間を何度も乗り越えてきました。今になって、そのようなことが思い返されて、感慨深いです。

そんな卒論研究も、今日をもって終了しますが「このブログの記事が役立った!」と思ってもらえるかたが、少しでもいてくれることを願いながら、このブログを締めたいと思います。

~最後に~
私達の研究は、多くの人に支えられて完成しました。
研究が行き詰まったときに、相談に乗ってくれた8期のみんな。
データベースの構築や分析をはじめ、論文の細かな修正までに至るまで、いつも愛のあるご指導をしてくださった院生の永山さん。
そして、模倣というご自身の研究テーマ外の研究にもかかわらず、映画班の研究を常に来にかけて下さり、研究の方向性を導いてくださった井上先生。
今まで、本当にありがとうございました。

それでは。

映画班一同より

2012年2月10日金曜日

執筆中

2月も半ばで、寒さも一段と身に堪える時期ですね。



映画班湯尾です。



先月末にアウトラインを完成させてから、それをもとに論文を執筆しています。



アウトラインは論文の骨子。それが完成しているから後は順調にいくかと思いきや、
やはりそうは行きません。

論文執筆ならではのむずかしさがあります。



例えば、先行研究のパート。

ここでは理論を紹介する部分ですが、理論は伝えるのが難しいです(当たり前ですが)。

研究者の方は無駄なく、必要最低限の文言で私たちの理解を促す文章を
描くのに。

贅肉だぶだぶで、何が伝えたいのかが理解に苦しむのが私たちの文章でした。



また、そもそもの文章の作法という基本に立ち返る必要がありました。

接続詞・助詞の使い方、受動態にした方がわかりやすい、主語が抜けているとか、
日本語を正確に使用することを求められます。



こうして一文一文に熟慮しながら、一旦完成させ、院生やゼミ生にフィードバックして
もらいながら、一歩一歩完成へと歩んでいます。