お久しぶりです。
映画班の串田です。
夏合宿以降、原作から映画化までの過程に着目して、興行的に高い収益を上げる映画の特徴を描くという方針を探っていました。しかしながら、前回行った分析結果は当たり前すぎて、研究として面白くないのでは、と班でも悩んでいました。
そこで私たちは、夏合宿で“映画の個別の事例を見てみたら”というフィードバックを頂いたことを思い出し、そのアドバイスを生かそうということになりました。成功・失敗した映画の双方の映画に関する文献を、早稲田の中央図書館に籠って、映画専門雑誌“キネマ旬報”を読み漁ることにしました。特に、三階にあるバックナンバー書庫には過去の経営学や経済学、文学の雑誌が過去何十年分揃っていて便利なので、ぜひ利用してみてください。
図書館で読み漁ること数日、私たちは成功・失敗事例を見つけ出すことができ、それぞれを比較検討しながら、重要な要素を探しました。さらに、私たちはそれらの情報をもとに一つの仮説を立ててみました。
“コンテンツが変化する中で、コンテンツの世界観を保ち、売れるコンテンツのまま映画に換えるということが大事であり、それを可能にするのはコアとなる制作者群を形成しなければいけない。”
これはデータだけからは絶対に見つけられない発見でした。データばかりを使って、仮説を立てるのは現実の事例と乖離を引き起こして、何もおもしろくないものになってしまう。
個人的には大きな教訓となりました。
それからは小説・マンガ・ドラマ・アニメ・映画ごとの制作者をデータベース化作業に取り組んでいました。小説・マンガはネット上にデータが存在しないので国会図書館へ行き
小説・マンガの発行元を一冊ずつ調べていました。そして、そのデータをもとに再び分析にかけました。
しかし、ドラマを辿った映画だけしか制作者群が形成されていない。
小説に関与した人が、映画に関わっていない。
これでは、ドラマを辿った映画にしか言えないのではないか。
研究を始めて、私たちは大きな壁にぶつかりました。
“そもそもこの研究の方向性が見えない・・・・”
私たちは根本的な問題の浮上に対し、悩みに悩みましたが、
“とりあえず一回立ち戻ってみて、データを分析にかけてみよう”
ということで、、自分たちの過去の研究を振り返り、色々な分析にかけてみることに。
なかなか一筋縄ではいかない私たちの班の研究ですが、探究心を忘れず頑張りたいと思います。
それでは、また次回に!!
串田
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